筋老師の教え

螺旋族の老荘、筋老師の黙示録です。

2人のレジェンド

ウチの会社にはレジェンド達がいる

 

レジェンドとは会社を大きくした黎明期にいた何人かの親方達をレジェンドと勝手に呼んでいる。

 

 

今回はその中で2人のレジェンドを紹介したいと思う。

 

 

まずは動のレジェンド

 

歳はもう50を過ぎているが恵まれた体格に手先は男の性分が出る様に分厚く大きい

 

 

そのレジェンドのエピソードを紹介したい

 

私達は金属で出来た材料を使うのだが、いったいどうやったらこんな壊れかたするだ?って物がちょくちょくあっていつも不思議に思っていた。

 

 

その真実を知った時があった。

 

そういう時代だっただけではないはずだ。

昔はレジェンドがなんでもかんでも上から物を投げていたらしい

 

 

イマイチピンとこないと思うのでもう少し詳しく説明する

 

 

想像してみて欲しい

5kgの金属を自宅やマンションの4階や5階から下に放り投げる事を

 

 

当然地面に激突するとともに凄まじい音が鳴り金属はひしゃける

 

人に当たれば怪我をするし最悪死も考えられる

 

それを下も確認せずに見ないでなげていたらしい

 

 

それだけではない

 

 

我々建設業の鳶職はヤンキーの集まりが多い

 

さらに昔の世代ともなるともはやチンピラの集まりだ。

 

 

そのチンピラ集団をまとめていたのがレジェンドその人だ。

 

当時はヤ◯ザもいたが誰もそのレジェンドに逆らえる人はいなかった。

 

 

どうやってまとめていたか?

 

ほぼ暴力でまとめていたのだ。

 

私の世代からすると怖い人が上の世代にはいる。

その人達が全員レジェンドには気を使っている

 

 

目上なので当たり前と思うかもしれないがそれだけではない微妙なニュアンスがある

 

少し恐れにも似た気遣いがありそれぞれ全員一回はレジェンドにイカれてる(ボコボコにされる)からなのだ。

 

 

ニワカには信じがたいが素手で車を破壊した話

 

昔警察に追われて証拠隠滅するために素手で車を破壊したとのこと

本人からの証言ではない後で車を回収しにいった人間からの話だ。

 

手が血だらけになっていて車は確かにボコボコに破壊されていたらしい

 

 

最近だと筋の悪い辞めかたをした元従業員がテキ屋で働いてるの見つけてぶん殴ってぶっ飛ばした話

 

 

会社、経営のナンバー2専務もレジェンドには逆らない

社長ですらレジェンドにはお前の好きすれば良いとお達がある

 

 

噂だと地元の若い警察官にはアイツにはかかわるなと教育されているなど

 

 

しかし仕事は真面目で現役で働いている

 

これが動のレジェンドだ。